28 January '2004 - 01:11 | 雑記 名選手、名将にあらず
シーズンの途中でコーチが変わるということは時々あることだが、ディヴィジョンで一位のチームのコーチがクビというのはあまりないだろう。だが、昨日、ネッツのコーチであるバイロン・スコットがクビになった。とうとう。いやあ、実に嬉しい。 だって、今の調子じゃ、三年連続ファイナル出場どころか、きっとペイサーズにもピストンズにも勝てっこないレベルだからねぇ。だいたいスターターの力だけ見れば、チームは去年よりも確実に強くなっていて当然だというのにこの体たらくというのは、やはり、コーチの求心力の問題と言っていいだろう。だいたい、勝ちに勝手っていた去年、一昨年でさえ、バイロンの采配や対応には、傍から観ていても疑問が多かった。おれのバン吉(キース・バン・ホーン)をスケープゴートにしたり、ムトンボを飼い殺したりとか、ね。きっと、優遇といえば優遇されている感じの若手のスターター以外は、心からの信頼というのがもうまったくできなくなっていたとしても仕方ないだろうとさえ思う。だいたい、コミュニケーションが足りなすぎるのだ。
現役時代はいい選手だったし、選手としてのメンタリティは素晴らしいものがあるが、やはり、名選手が名監督になるのは難しいことなのだろう。自分が現役時代に信じてきたことが実際に自分を成功に導いたという経験から、やはり、そのメンタリティに固執する傾向があるのだろう。それが全ての選手に当てはまるとは限らないし、だいたいは当てはまらないものなのだが。
ちなみに、どうせクビにするなら、シーズン前にしておけば、エディ・ジョーダンを監督にできたのに、という声もあるが、まぁ、いまさら言っても仕方ない。2年連続ファイナル出場のコーチをクビにはできないもんね。
とにかく、新しい監督のもと、今日はアイバーソンなしの弱々シクサーズに楽勝で快勝したわけだが、この調子で、ファイナルまで集中力を維持していけると最高なのだが、どうなることやら。楽しみ、楽しみ。